1人で着替えられない
周りの子はもう1人でお着替え出来るのに、なんでうちの子は出来ないの?
朝もお風呂上りもバタバタだし、私はいつまでこの子の服の介助をしないといけないの?
園や学校での着替えは大丈夫かな・・・
これは、私がfukufuku312の活動をはじめるきっかけになった悩みの1つです。
同じように悩んでいる方多いですよね( ;∀;)
今回は1人でお着替え出来ない悩みについてfukufuku312のスーパーアドバイザーで発達障がいの専門家である守谷先生と対談させて頂きました。
なんでいつまでたっても1人でお着替え出来ないんでしょうか?
本人にとっては着脱が面倒で嫌な動作の1つかと思われます。
低年齢の場合など、日頃から楽しい雰囲気の中で、歌などを導入しながら、
着脱を楽しい動作に置き換えるのが効果的です。
まずは、やる気になってくれないと教えようがないですもんね。
息子も着替えるスペースにはサッと行きますが、そこからが上の空なことが多いです。
「かっこいいね」「やったね」「ここまでやってあげるから最後かっこよく決めてね」などの言葉がけや、歌や、好きな音楽を流したりして着替えを楽しく盛り上げてあげること。
これだけならやってみようかなとなるような雰囲気づくりが大切ですね。
『服の前後がわからない』
という悩みをよく聞きますが、守谷先生が服の前後を教えるにあたりされてきたことなどあれば教えて頂けますか。
服の前後は視野に入ってないのでわかりません。
それは、発達障がい児によくあることですが、眼科的に問題があるわけではなく、
認識する視野が非常に狭いということが原因です。
私は『認識視野』と呼んでいます。
発達障がいの方の疑似体験をやって頂くとよくわかりますが、視野の狭さは、こだわりの強さにもつながります。
それゆえ、服の前後を認識させるには、視野の中に入るよう指導しなければなりません。
是非、疑似体験受けてみたいです。
視野の狭い子の視界に入るようにするにはどうすれば良いのでしょうか。
私たちは服の内側の左に付いてあるタグを目印に着ますが。
視野は普通に広いのですが、本人が意識する視野が狭いんです。
それゆえ、どこを見ているのか、指導者の方がしっかり判断して、適切な指導をするのが有効です。
では、意識して見えるような工夫が必要ですね。
本人が好きなワッペンなどをつけるのも良いかもしれませんね。
『認識視野』は育てることもできるのでしょうか。
認識視野を育てるというか、指導の中であちらこちらを見ること。
それを自然にできるようになるように言葉がけして、周りが見られるようになることで、認識する視野が広がる結果になりますが、根本的な視野は変わりません。
自分が不得意な部分を補う動作を身につけることを教えてあげれば良いのですね。
繰り返し繰り返し教えてあげることですね。
【着替え】=【楽しい】にする工夫と、着替えに必要なスキルを身につけるようにサポートしてあげる必要がありそうですね!!
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