Tシャツのお着替え練習体験談(後半)
Tシャツの着方を覚える
市販のTシャツを1人で着させると、難しいとわかっているから嫌がり、前後はもちろんわからず、穴ならどこでも頭を通して着ようとする息子(*_*;
息子の課題は、
・注目して見ることが難しく、どこから着始めればいいのかわからない
・手が不器用でTシャツの裾を広げることが難しい
・自分の体の理解が難しく腕の着脱が難しい
こんな状態の息子でも1人で着られるTシャツが欲しい!!と思い、fukufuku312のタッチdeきるんTの元となるTシャツを手作りしました。
・どこから着始めたらいいのかわかりやすい★のマーク
・裾を握れば自然と裾の前後が広がる
・アームと身幅が広めで腕の着脱がしやすい
①後ろ身頃の裾にある★星マークをタッチして握る
②頭を通す
③腕を通す
これで1人で着られるようになるはず!!と思っていましたが、息子は「★星」に興味がなく、星に注目することが出来なくてしょっぱなから躓きました( ;∀;)
そこで、息子が注目できる手のマークに変更!!
息子はハイタッチが出来るので、手と手でタッチした後に『ここにもタッチして』と、Tシャツの手のマークにタッチするように促すと・・・成功~\(^o^)/
次に、息子は模倣することが難しいので二人羽織のように息子の手を取り、
『タッチして~、握って~、頭通して~、手を通す』
と言いながら(これが後に間違いだったと気づく)、一緒にTシャツを着る練習をしました。
そして、最後の工程から手助けを外していきました。
すると、Tシャツを広げて置いてあげると、1人でも着られるようになりました(*^^)v!!
(手のマークにタッチするルールがわかると、★のマークに変えても注目することが出来るようになりました。)
※こちらの記事も参考にして下さい
畳んだ状態のTシャツを着る練習
さぁ、次は畳んだ状態のTシャツを1人で着られる練習!!
目に見えないものを探すのは難しいので、初めは★マークが1つ見えていて、もう1つの★が隠れている状態からスタート。
『星どーこだ?』って言っても(これが後に間違いだと気づく)難しそうだったので、手を添えて服を一緒にめくりました。
次からは手を添えなくても見つけられるようになりました!!
なので、徐々に難易度を上げて、
こんな感じで少しずつ進めると、キレイに畳んだ状態で渡しても1人で着られるようになりました(*^-^*)
問題発生!!
よし!!上手に着られるようになったし、服を渡すのはやめて、カゴの中に服を入れて息子が着る様子を口出しせずに見てみよう!!
すると、あんだけ練習したのに着られない・・・
何でだ( ゚Д゚)!!
「星どこ?」と声掛けをすると着始める息子。
そうなんです。息子は声掛けがないと着られなくなってたんです!!
教えるときに、手を添える手助け(身体プロンプト)と声掛けの手助け(言語プロンプト)は一緒にしてはいけなかったんです((+_+))
言語プロンプトは1番外しにくい手助けで、上手に外していかないと、気づいたら指示がなかったら何もできない子になってしまうことも
( ;∀;)
それからは、声掛けなしで身体プロンプトのみで教えてあげると1人でカゴから服を取って着ることが出来るようになりました!!
マークのないTシャツを着る練習
そろそろ★のマークがない服でも着られるんじゃ・・・
と思い、試しにマークを付けていないTシャツを着せてみると、袖口からでも頭通そうとしてる~!!
まだマークがないと服の着方がわからんのや・・・((+_+))
そこで、★マークをだんだん小さくしていき、最終マークがなくても着られるように練習しました!!
すると、★マークのない畳んだTシャツを広げて、くるくる回しながらTシャツの裾を探して着るようになりました!!
Tシャツを渡すとこんな難しいことさせるなよ~( ;∀;)と困って、全く着られなかった息子が、自信マンマンで1人でTシャツを着ている(*^-^*)
この経験は息子に自尊心を、私に子育てへの希望を与えてくれました☆