服を着てくれない

もぉ~、出かけないといけないのに服着てくれなぁ~い!!
寒いのに冬でも家では裸。風邪ひかないかな・・・

朝とお風呂上りに毎日2回ある服を着替えるという時間が苦痛だーーーー( ;∀;)!!
って方少なくないんじゃないでしょうか。

お子さんが服を着てくれない理由は、
・触覚過敏で服がチクチクするから着たくない
・服の締め付け感が嫌
・着替えることが面倒だ
などなど、いろいろあると思うんですが、今回は「着替えることが嫌」な子について、fukufuku312のスーパーアドバイザーで発達障がいの専門家である守谷先生と対談させて頂きました(*^-^*)


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毎朝、お子さんが服を着てくれなくて困ってる方けっこう多いと思うのですが、
そもそも、なんで着てくれないんでしょう?

守谷先生

自分の興味関心のないことに対しては、何でもヤル気が出にくいのが特性です。
周りが「この服いいな~」「この色素敵だな~」などと自分の感想、思いとして服を褒めたり、いいものとして認めたりする中で、本人もふと興味を持って接触してくる行動にでたりします。
本人を説得したり納得させようとすると逆効果になることが多いですね。

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確かに、誰でも関心のないことはやる気が出ないですね。
障がいのある子は特にそうかもしれません。
『服っていいな』『服を着るのって楽しい』と思わせる環境づくりが大切ですね。
息子は好きな公園へ行けるとわかると意欲的に着替えたりしますが、
例えば、服を着たら好きなご飯が食べられる。
好きな遊びが出来る。とかはどうですか?

『服を着たら好きなご飯が食べられる』と限定してしまい過ぎると、
『この服=好きなご飯』の構造しかなくなってしまうこともあるので、要注意です。
例えば、好きな朝食の横に食事用のスモック(あまり好きでない素材でもOK)を置き、いろんな種類のものをいろいろ着るという場面づくりはいいと思います。
同じものをずーっと着てるのではなく、着たり脱いだりして着替えることで、着替えが億劫にならないような効果もあります。

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そうですね!!
何でもパターン化しやすいので、『着替えたらコレがある』とパターン化してしまうのは要注意ですね。
服を着ること自体を楽しめるようになってくれたら1番良さそうですね。
着替えが楽しくなる工夫として、お着がえの時に好きな音楽をかけるのはどうでしょう?

守谷先生

音楽をかけて楽しい雰囲気を心がけるのもいいことですね。

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我が家では1つの空間でいろんなことをしていたので、食事中も遊んでいたり、着替えるときも遊んでいました。
なので、食べる机、遊ぶ机、着替える場所など活動をする場所をパーテーションなどを使って区切り、家の構造化をし、場面の切り替えがしやすいようにすると「着替えよ~」と声かけするだけで着替える場所に自ら行き、着替えながら遊ぶことはなくなりました。

守谷先生

その構造化はなかなか有意義で理にかなったものですね。
​パーテーションで仕切り、落ち着ける空間にするのは良いですね。


まずは、お子さんが服を着たがらない理由を
着替えの前後の様子を観察してみたり
いろんな服を着せてみたり
楽しい雰囲気にしてみたり
いろいろ試しながら見つけ、お子さんにあった解決方法が見つかればなぁと思います(*^^*)

着替えのやる気スイッチについての記事も良かったら参考にしてみて下さい➡https://fukufuku312.com/archives/431