衣替えが苦手
そろそろ寒くなってきたから長袖にしよっか!!
今日は暑いから半袖にしようか!!
これがなかなか出来ない方多いですよね。
寒そうなんだけど半袖のままだったり、
暑そうなのに長袖のままで、見てるこっちが心配になる(*_*;
感覚過敏から長袖が着られないという方もいらっしゃいますが、
今回は衣替えが苦手な件について、fukufuku312のスーパーアドバイザーで発達障がいの専門家である守谷先生と対談させて頂きました。
衣替えが苦手で服の調整ができないと、体調が心配になるのですが・・・
基本的に、気温に対して鈍感なのが特徴なので、急に暑くなっって汗をかいたりしていても、本人はあまり暑いと感じていません。
「暑い」と言葉に出しても、感覚としてはさほど暑さを感じていない場合もあるくらいです。
暑くなりそうなら、「明日、半袖がいいかなぁ~」と前もって言葉がけをし、
朝から半袖を着せるということも有効ですが、本人にとってはあまり大きな問題ではないでしょう。
周りの方が暑さ寒さに対応しない子供を見てストレスを溜めてしまうことの方が多いですね。
確かに、息子も鼻水を垂らしていても寒そうにしていなかったりしますね。
これも、身体の内側の感覚が鈍感なせいでしょうが、親としては風邪をひかないかと心配ですね。
感覚を育てることが一番良いと思いますが、時間もかかりますし、前もって言葉がけと、視覚支援はどうでしょうか。
感覚に特性があっても、別の特性、つまり、経験値が少なく気づいていなかった
ことに『これだ』と気づくと一瞬で納得し、今まで嫌がっていたものでも急に大丈夫になってしまうという、感覚を超えた行動ができることもあります。
視覚支援では、トレーニング方法も行われていますが、それよりは根本的に考え方、捉え方を変えて、社会性を伸ばす方が近道と言えます。
私も『自閉症の子には視覚支援』と思っていましたが、発達障がい児の服の悩みに取り組むにあたり、発達障がいの特性などを知るにつれ、視覚支援は大切ですが、とりあえずの支援という考えに変わっていきました。
特性を知り、根本的なところからアプローチすることで、1つのことを解決しようとした結果、いろんなことができるのではないかと思います。
では、温度の変化に鈍感な子が『これだ』と気づくような具体的な支援はありますか?
周りの子どもたちの服装を見て、同じようなものを着たいと自ら言う場合はありますが、こちらから無理やり着せるようなことはありません。
余計に、頑なに「着ない」と主張してきます。
気温に関しては、日頃の社会性を伸ばすことが優先で、しっかりした指導をすることはありません。
ほとんどの子が中学生になれば、季節に合わせた制服を着るようになりますから。
日頃のお洋服もそれに合わせて変化していきますね。
なるほど。
障がい者の方が働いていて、急に倒れたことがあると聞きました。
障がいのある人は『疲れ知らず』ではなく『疲れを感じ取りにくい』結果だと思います。
気温の変化に関しても『寒さ(暑さ)に強い』のではなく『温度を感じ取りにくい』だけだと思うので、周りが気を付けてあげないと、と思うのですが、変化に弱い特性もあり、無理強いもできませんし、社会性が身につくまで待つとなると、本当に大変な悩みだなと思います。
社会性を身に着けながら、無理のないように視覚支援でしのぐのもありなのかなと
思いました。
社会性は想像されてるほど時間がかからない場合もあります。
全ての特性において、気づきがあると急な変化で平均的な発達段階に追いつくことが多々あります。
あまり悩み過ぎず、その日が来るのを楽しみに待つのも大切ですね。
私の息子も小さい頃は雪降っている中、タンクトップと半ズボンしか着てくれず、風邪ひかないか心配で((+_+))
もう、温かくなるまで動け~!!しかなかったんですが、成長と共に長袖を腕まくりしてなら着られるようになりました。
視覚支援を試すのもありだし、成長と共に衣替えに対応出来るようになるのかも!!と気長に待つのもありなのかな(*^-^*)