Tシャツのお着替え練習体験談(前半)
当時、実年齢8歳、発達年齢1歳前後で、最重度の発達障がいを伴う自閉症の息子は、1人で服を着ることが全く出来ませんでした。
毎日、私が服を着させてあげるのが当たり前。
周りのみんなは3歳にもなれば1人でお着替えしてるのに、私はいつまで着替えさせるんだ?
私がいなくなったらどうすんの?
よし、息子のお着替え練習スタートだ!!
まずは、お着替えのための準備!!
「着替えるよー」と声をかけても反応がなかったり、着替えに集中してくれない息子( ;∀;)
そこで、パーテーションと三段BOXで視界を遮り、お着替えスペースをつくりました。
ここに来たら着替えをするということがわかり、場面の切り替えがしやすくなり、着替えに必要なものしか
ないので、着替えに集中しやすくなりました。
次第に、「着替えるよー」と声をかけると、自分からお着替えスペースに行くようになりました(*^-^*)
自分の着替える服がわかるように、息子の写真を貼ったBOXに着替えを入れました。
順番を教えるときは、「上から下」に統一しているので、着替えBOXの中は着替える順番通りに服を積んで入れてあります。
しかし、上から1枚ずつ取ることができず、まとめて取ってしまうので、どれから着ればいいのかわからなくなってしまいました((+_+))
そこで、上から1枚ずつ取る練習をすることに。
100円均一にある書類を入れる棚を3つ重ねて、服を着る順に上から1枚ずつ入れ、上の段から取るようにしてみました。
初めは手を添えながら一緒にし、次に「どれ取るんやっけ?」と声かけで取れるように練習しました。
声かけなしでも上から1枚ずつ取れるようになったら、初めの着替えBOXに戻しました。
すると、初めは少し手助けしましたが、すぐに上から1枚ずつ取れるようになりました!!
息子が服を着脱するときに何で出来ないんだろう?と思ったら、見た目ではわからないけれど 体の発達がまだ未熟で、座ったまま着ることが難しかったり、ソファーに座った方が着脱しやすかったりと、まだ苦手な態勢や動きがあるということがわかりました。
なので、息子が着替えをしやすい態勢がとれるような椅子や机をお着替えスペースに置きました!!
さぁ!!準備は整ったので、
次回は「Tシャツのお着替え練習体験談(後半)」にて、お着替えを実際に教えていきたいと思います(*^^*)